振り向いた彼女は自分と同じく全身に傷を負い浴びた血や泥でぼろぼろだったがそれでもやはり彼女に相違なかった。
疲労の浮かんだ表情を押しこめて何時もの顔で笑う、まだ年若い娘。



最期の最期に浮かんだ、ひとつの願い事

彼女の口元が弧を描いた。

次へ