そなたが私の前で泣いたのはこれで三度目だ
最初は命からがら出兵から帰ったとき
二度目はそなたと初めて抱き合った夜
そして今度は出陣前
そなたは気づかぬふりをしているのだろう
そうして私に向ける表情が
忍びのそれではなく 一人の女になっていることに
今まで知り得なかった感情に とまどい
変わっていく 己自身に
そなたがそれを恐れていることを 私は知っている
背負うものなど邪魔なだけだと
死のあとに残すものなど
何一つあってはならないと
今でも
懸命に葛藤しているのだろう
わかってくれとは云わない
ただ 私には
それすらも いとおしい
そなたが流したであろう 三度以上の その涙
少しずつで良い
私に 預けてくれ
素敵です!!<br>あ、コメント毎日してごめんなさい!
>>曜子さん<br>ありがとうございます~!いつもうれしいです^^<br>初代はやっぱり思い入れが深いです。
いえいえ<br>好きだからコメントしてるんです♪<br>素敵なイラストですね